子供がテレビを見過ぎると、健康や学力に悪影響が出ることがあるとよく言われますよね。しかし、親の立場からすると家事や作業に忙しくて、子供のテレビを常に監視するのは難しいです。
そんなときに便利なのが、スマートホーム機器のSwitchBotです。SwitchBotは、テレビの電源を自動的にオフにしたり、再度オンにできないようにしたりすることができます。この記事では、SwitchBotでテレビ見過ぎ防止に役立つ方法を紹介します。
具体的には「20時になったら自動的に電源をオフにする」、「再度電源オンにできないようにする」という動作をスマートホーム機器のSwichbotで実現します。
目次
そもそもSwitchbotとは?
SwitchBotは、スマートフォンや音声アシスタントから操作できるスマートホーム機器です。SwitchBot Hub Miniというデバイスを使えば、赤外線リモコンで操作できる家電(テレビやエアコンなど)もスマート化できます。
SwitchBot Hub Miniは、IFTTTやAlexaなどのサービスと連携できるので、さまざまなシーンで活用できますよ。
Amazonで売ってます。
SwitchBotプラグミニとハブミニでテレビの電源オンオフ制御
Switchbotでテレビの電源を自動的にオフにする。また再度電源オンにできないようにする動作を設定します。
今回達成したいミッション
ここで再度要件を整理すると、以下の3点です。
- ある一定の時刻になったらテレビを自動的にオフにする
- 消した後に子供が再度テレビの電源をオンにできないようにする
- 電源を消した後はスタンバイ状態(赤外線リモコンでオフにしたような状態)にして、次にテレビを使う大人に迷惑をかけない。
1、2は当然として、3をもう少し説明します。
家庭をお持ちの方であればご理解いただけると思うのですが、元の状態にしておかないと事情がよくわからない家族から「テレビがオンにできない」とクレームがきます。
つまり、20時にテレビの電源を自動的にオフにして、子供が寝た後の21時に家族がリモコンでテレビをオンできる状態にしておかないと怒られるという事です。(私は実際、外出先にてLINEで怒られました)
一言言っておけばいいのでは?と思われるかもしれませんが、このあたりはスマートに理屈で片付けることができる話ではないのです…。
今回利用する機器
SwitchbotプラグミニとSwitchbotハブミニを使ってテレビの電源状態を制御していきます。
Switchbotプラグミニは電源コンセントに接続して電源オン・電源オフを制御します。Amazonで大体2,500円ぐらいで買えます。
Switchbotハブミニは赤外線リモコンとして機能します。おなじくAmazonで大体4,500円ぐらい。
この二つのガジェットを組み合わせてテレビの電源をオフにします。
テレビを電源オン・電源オフする事の問題点
ところで、テレビリモコンの電源ボタンは1つしかありません。これは、今回かなり問題です。
つまり電源ボタンを押しても現在状態に応じた制御ができず、電源がオンになるか電源がオフになるかわかりません。。
まとめるとこんな感じ。
もちろん人間が操作するときは目で見て音で聞いて状態を判別できるわけですが、スマートホームでは判別する情報がないので大きな問題です。
解決策
Switchbotプラグミニを使うと、テレビの通電状態の変化によってSwitchbotハブミニから電源操作を行えます。
たとえば、
電源オン→電源オフ → 何もしない。
電源オフ→電源オン → もう一度電源オフ
といった事ができ、確実にテレビの電源を操作できます。
実際にやってみる
SwitchbotプラグミニとSwitchbotハブミニで以下の設定をします。
【設定1】テレビの電源をオフにしたい時刻にSwitchBotプラグミニのシーン設定でプラグミニの通電状態をオフにし、その後オンにする(例では20時)
シーンは特定の時間になったら電源をオフにするといった動作を規定するタイマーです。
我が家のテレビは、通電オフ→オンにすると必ずテレビの電源がオンになるので、このシーンを実行する事で必ずテレビの電源がオンの状態になります。
【設定2】Switchbotプラグミニのシーン設定で、電力が規定値以上になったら、Switchbotハブミニの赤外線リモコン機能でテレビの電源をオフにする 設定をします。(例では30w以上になったとき、かつ20時~20時05分の間)
ここで設定する値ですが、電力量が60Wを「超えた時」なので、ずっとテレビの電源がオンの状態なら電力量に変化がないのでアクションは実行されません。
これにより、テレビの電源オフ(0.5w程度)→電源オン(60w程度)のイベントが発生する度に、Switchbotハブミニがテレビを消しに来ます。
つまり、上記1の場合の後にテレビの電源がオフになり、その後子供がテレビをつけたとしても電源がオフになります。
Switchbotハブミニの設置位置には気を付けよう
赤外線リモコンは実行の成否ステータスが取得できません。
例えばテレビとSwitchbotの間に人や物がある場合などには、当然機能しませんのでご注意を。Switchbotの設置位置は障害物ができるだけなさそうな高い位置をおすすめします。
結果
子供にとっては何度テレビをつけても、不思議な力で消される状態です。
だんだんとあらがう事をあきらめて自発的に就寝準備をするようになり、懸案だったテレビの見過ぎは解決しました。
赤外線リモコンの仕組がわかってしまえばアウトですが、まだ子供が小さいので今のところはうまくいってます。
ニッチなニーズかもしれませんが、同じような問題で悩んでる方の解決策になれば幸いです。