こんにちは。
先月は続けて私が投資している不動産クラウドファンディングから早期償還のお知らせが届きました。
元本が棄損するわけではないので損はしていませんが、想定していた収益が目減りし、かつ資金効率も悪くなってしまいます。
本記事は、そんな不動産クラウドファンディングの隠れたデメリットである早期償還・早期運用終了について考えます(ぼやいています)
これから、不動産クラウドファンディングへの投資を検討されている方は、ぜひご参考にしてください。
目次
不動産クラウドファンディングの早期償還続きで投資効率が悪化
10月に入って、手持ちのファンドのうち3ファンドが続けて償還されました。
どれも投資対象不動産の立地条件がよかったり、想定利益率が高かったりと、個人的に気に入っていたファンドばかりです。
しかし、無事に償還できて万々歳!とはいきません。早期償還は投資家にとっては結構なデメリットです。
不動産クラウドファンディングが早期償還されるデメリット
運用期間が短くなる分、得られる利息が当初想定よりも減少する
不動産クラウドファンディングは一般的に、実際に運用された期間に対して運用益が発生します。
対象不動産を外部に売却すると、例えば売却後の家賃など、対象不動産から得られるはずであった収益は無くなってしまいます。また売却益も日割りで計算されることが多く、運用期間の現象は収益の減少に直結します。
例えば、当初運用想定期間が12か月とされていたファンドが3か月で償還された場合、得られる利益は当初想定の1/4に減ってしまうという事です。
運用終了から入金まで時間がかかり、その間は運用益が得られない
ファンドの運用が終了したからと言ってすぐに口座に入金があるわけではありません。大体の場合は運用終了から1か月程度の期間が必要です。
運用が終了してから入金されるまでの間は、不動産クラウドファンディング事業者にお金を預けているだけの状態で利益が発生しません。
そのため、資金の投資効率が低下してしまいます。
再投資しようにも魅力的なファンドが都合よく存在しない
これが早期償還の一番の問題点です。不動産クラウドファンディングに投資されているかたは理解されていると思いますが、投資条件の良いファンドは大体、先着式であればクリック合戦、抽選式でも高倍率での抽選となり、なかなか思い通りに投資できません。
条件の良いファンドが組成されるのを待ち、かつ実際に投資するためには時間がかかるため資金の投資効率が低下します。また、条件の良いファンドに投資をするための労力も馬鹿にできません。
私も直近数カ月以内で投資しているファンドが相次いで償還されるのですが、その資金の行き場がなくて困ってます。
常に気に入った不動産クラウドファンディング業者に投資できるような時代、はやく来ないかなー。
早期償還問題への対応
ここからは私たちがとることができる対応策です。
多くの不動産クラウドファンディング事業者に登録する
まさに、数うちゃあたる!ってやつですね。
とにかく多くの不動産クラウドファンディング事業者に登録をしておけば、タイミングよく好条件のファンドを見つけることができる可能性はたかまります。
REITへの投資も選択肢にいれる
市場取引による値動きが存在するデメリットも存在するもののREITに投資をするのも対応策としては有効です。
REITは運用期間が限定されておらず、年間を通じて運用が継続されます。そのため投資資金は常に運用された状態です。
また、市場で取引をされているため、いつでも売買することができます。
まとめ:クラウドファンディングの早期償還はデメリットなので防衛策をしっかり
ここまで説明させていただいた通り、不動産クラウドファンディングの早期償還は投資家にとっては、あまりうれしいものではないのです…。
でも嘆いてばかりでは得られる収益も得られなくなってしまうので、積極的にリスク回避策をとっていきたいですね。