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不動産クラウドファンディング 投資

【まとめ】不動産クラウドファンディングのメリットや長所

2021年9月25日

1万円程度の少額から不動産津市を行うことができる不動産クラウドファンディング。取引がすべてオンラインで完結する便利さもあって、どんどんとサービスが増えています。

今回はそんな不動産クラウドファンディングのメリットや長所をまとめて一挙大紹介します。

まとめて紹介:不動産クラウドファンディングのメリットや長所

多くのサービスで1万円から少額投資ができ、多くの商品に分散投資できる

不動産クラウドファンディング最大のメリットは、多くのサービスで1万円という少額から投資できる点です。これは、あらゆる投資の基本とされる分散投資を行う上で非常に重要です。

多額の投資資金が必要な現物不動産投資では、投資対象として取得できる物件数は限られる

現物不動産への直接投資では、一般的には数百万円〜数千万円という多額の投資資金が必要です。多くのサラリーマン投資家の方には簡単に用意できる金額ではないと思います。

銀行から借り入れをするなどして投資資金が用意できたとしても、実際に購入できる不動産の数は、多くの場合1つ、もしくは2つ程度となりかなりの全力集中投資です。

不動産投資には自然災害をはじめとするコントロールできないリスクが存在

ただ、ここで考えていただきたいのは、不動産は自然災害のリスクがつきまとうという事です。最近では毎年のように数十年に一度の自然災害が発生し、ニュースを賑わしています。

もし、その不動産が地震、洪水、地滑りなどの自然災害に遭遇して、価値が大きく毀損した場合には、当然ながら投資家も大きな損害を抱えるでしょう。場合によっては自己破産も視野に入れる必要が出てくるかもしれません。

新型コロナウィルスなど未知のリスクも存在

また、数年ほど前まではインバウンド需要が旺盛で飲食業やホテル業の収益は絶好調でしたが、新型コロナ禍ではそれらの業種の業績は絶不調です。

当然こういった不動産への投資も少なからず影響をうけています。

不動産クラウドファンディングなら簡単に分散投資ができる

このように、どこか一点に全力投資をすると、うまくいくときは良いのですが、うまくいかないときには、投資資金が大きく減ってしまいます。

その点、不動産クラウドファンディングであれば、少額から投資できます。

各ファンドへの投資を数万円程度に抑え、地域・投資スキーム・資産クラス・投資期間など、投資条件が異なる多くのファンドへ分散投資することで、どれか一つが失敗しても他でリカバリする投資戦略がたてられます

たとえば、新型コロナウィルスが猛威をふるいホテルや飲食といった商業不動産への投資がボロボロの状態でも、テレワークの定着といった後押しもあり住宅不動産への投資は活況です。

プロの力を利用して、不動産投資ができる

直接現物不動産に投資する場合と比べて様々なプロの力を借りることができる点も重要なメリットといえます。

プロの目利き力で選んだ不動産に投資できる

「不動産は全く同じものが2つとない商品」と言われます。

同じような間取りや広さの家であっても、道路一本隔てたり、すぐ隣でも建物の向きが異なるだけで大きく評価が異なる場合もあります。

また賃貸物件への投資の場合、その物件だけでなく周辺相場を把握した上で競争力のある家賃設定をしなければなりません。

素人がこのような細かな違いをすべて考慮して物件を物件を選ぶことは困難です。

一方で、不動産クラウドファンディングなら、プロの目利き力によって選ばれた不動産に対して投資ができ、投資家は想定利回り、投資期間となどの投資パラメータの選定に注力できます。

サービス提供事業者が優先的にリスクを追う仕組みがある

すでに何度か取り上げていますが、不動産クラウドファンディングには、投資元本を毀損するようなリスクに対して、サービス提供事業者が優先的にリスクを負う仕組みがあります。

すべてのファンドに対して一律荷適用されるわけではない点は注意が必要ですが、ファンドを選ぶ際には以下のような投資家のリスク軽減対応が取られているかを確認し、自身のニーズにあったファンドを選びましょう。

優先劣後方式

一般投資家の出資を優先出資、サービス提供事業者の出資を劣後出資として区分けしています。

もしファンド運営がうまく行かず、一般投資家にアナウンスしていた利回りが確保でない場合や不動産価値が目減りする要な場合、劣後出資者の出資から優先的に赤字分が補填され、優先出資者の出資の出資が目減りすることを防ぐクッションとして機能します。

サブリース方式

賃貸物件において対象物件をサブリース会社が一括して借り上げることで、ファンド運用期間中に入居者が退去した場合でも安定した収益を約束する仕組みです。

保証会社による買取保証

保証会社が投資対象の物件を一定金額で買い取ることを約束します。

約束以上の金額で他の会社に売ることができれば売却益は増える一方、売れない場合でも一定の金額での買い取りが約束されていることから損失は限定的です。

投資したあとは基本的に手間がかからない

現物不動産への投資は買っておしまいではありません。買ってからが大変です。

建物の修繕、備え付け設備の故障への対応など、すべて所有者が対応する必要があります。

不動産クラウファンディングであれば、そういった面倒な対応はすべてサービス提供事業者が行いますので、投資家は一切の対応は不要です。

逆に言えば、投資によって得られるのは一定期間配当を得られる権利のみなので、自分で不動産を管理して収益性を高めたいという方には不向きと言えるでしょう。

市場取引では気になる日々の値動きをあまり気にせず投資できる

不動産クラウドファンディングは、基本的に投資期間中の値動きがありません。
そのため株やREIT等市場取引する商品と比べ、安定した投資ができる点もポイントです。

株やREITなどの市場取引商品は値動きが気になって生活に影響がでる

株やREITを取引されている方であれば共感してもらえると思うのですが、日々の値動きがある商品の価格を追い続けるのは非常に労力を使います。

銘柄や市場動向にもよりますが、一日で10%近い価格変動をすることもあります。

中長期的にみれば上がったり・下がったりを繰り返していくという事は頭でわかっていても、取引時間中のリアルタイム値動きなどを見てると、気になってしまいます。

世間では、投資金額が大きくなってくると、値動きが気になって仕事が手に付かないという方や、スマホを使って仕事中にトイレで取引をしているという方もいるそうです。

不動産クラウドファンディングは運用期間中の値動きがなく安心して日常生活ができる

不動産クラウドファンディングは市場取引をする投資商品ではないので、あらかじめ決められた期間や利回りといった出資条件に対して、口数に応じて決められた金額を出資する仕組みです。

そのため、運用期間中は投資商品の価格がリアルタイムで変動することはありません。

元本保証があるわけではありませんが、ファンドによっては、優先劣後出資、賃貸物件のサブリース契約、信用保証会社による買取保証など、投資家が出資した資金の毀損を防ぐ仕組みが組み込まれているものもあり、このようなファンドを選ぶことで比較的安心して投資ができます。

このような観点から、投資家は投資に振り回されることなく日常生活を送ることができます。

収益計画が立てやすい

株やREITが怖い…という方の話を聞いていると、市場取引由来の価格変動に伴う、大幅な値動きが嫌だという声は多いです。

その点、不動産クラウドファンディングでは、市場取引による価格変動がなく、値上がり益・値下がり損はそれほど気にする必要はありません。

私たち投資家が気にする必要があるのは予想利回りのみとなり収益計画が立てやすくなります。

私自身も、投資で最も重視するのは安定した配当などのインカム収入ですので、非常に共感できます。私が不動産クラウドファンディングが好きな一番大きな点もここです。

不動産クラウドファンディングは投資資金を一気に数倍にしてやろう!という方よりは、毎年数パーセントつでいいので確実に投資資金を増やしていきたいという方におすすめたい投資商品です。

まとめ

今回の記事では不動産クラウドファンディングに投資するメリットを紹介しました。

株やREITと比べると比較的リスクが少なく、リターンも抑えめの商品です。一万円から気軽に始めることができるサービスが多いので、資産運用に組み込んでみてはいかがでしょうか。

しかしながら、当然不動産クラウドファンディングをすべて知るには、メリットだけでは語り尽くすことはできず、デメリットも存在します。

次回の投稿ではデメリットも隠さず紹介していきたいと思います。

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