目次
東京都民の緊急事態宣言疲れはかなり深刻
いつまでたっても解除されない東京の緊急事態宣言。
テレビでよく新橋駅前が紹介されてるけど実際のところどんな状況なんだろう？
2021年6月現在、コロナウィルス感染拡大の勢いが止まらず、
東京を含むいくつかの都道府県に対して緊急事態宣言が発出されています。
東京に限って言えば緊急事態宣言は３回目、
テレビや新聞などでは日本国民の緊急事態宣言疲れが指摘されています。
店ではお酒が出ないからと路上飲酒、いわゆる路上飲みが横行しています。
まぁ、これだけ緊急事態宣言を出していれば、
それはもう「緊急」では無いですよねぇ...って、
突っ込みたくなる気持ちは理解できます。
ところで、そんな緊急事態宣言に関する報道が行われるときに、
よく撮影スポットとして利用されるのは、以下の３箇所ですね。
テレビでよく取り上げられるコロナニュース撮影スポット
・品川（港南口付近）
・渋谷（スクランブル交差点付近）
・新橋（SL広場付近）
それらの場所自体はコロナウィルスと何の関連もないはずなのに、
毎日テレビや新聞でコロナウィルス感染拡大の話題とあわせて紹介されると、
何故かコロナウィルスが連想されるようになるので人間って不思議です。
今回は、たまたま新橋付近に行く用事があったので、
実際のところ緊急事態宣言中の東京新橋はどんな状態なのか？を
実際に散歩してレポートします。
特に、大きな営業制限を受けている居酒屋にスポットを当てたいと思います。
別の用事があって立ち寄っただけで、不要不急の外出ではないですよ～。
新橋ってどんなところ？
新橋って、関東圏の方でなければ知らない人もいるのでは？
東京にお住まいの方であれば、まず知らない方はいないと思いますが、
念のため説明をしておきますね！
新橋は東京港区に存在する地名です。
交通としては、ＪＲ東日本山手線・京浜東北線、横須賀線、都営浅草線、ゆりかもめの
各線が乗り入れる交通の要衝である新橋駅があります。
東京駅までは山手線では２駅４分程度です。
もっぱらサラリーマンの街として中小居酒屋が立ち並ぶ歓楽街のイメージが
テレビなどで紹介されますが、高層ビルが立ち並ぶ汐留や、
高級なイメージの銀座が付近にあり、必ずしも雑多な雰囲気ばかりではない街です。
緊急事態宣言中の東京新橋駅付近のレポート
前置きが随分ながくなりましたが、ここから散歩レポートです！
本日はあいにくの雨です
本日はあいにくの雨。かなりの大雨です。
傘を持ちながら写真撮影をしたので、写真がぶれてしまっているものがあります。
ごめんなさい。
ただ、周囲の方が自分の手元の傘に気を取られている分、写真撮影は気楽にできました。
こんな殺伐としたご時世なので、のんびり写真を撮っていると
変な人に絡まれる恐れがありますからね...。
旅のスタートはニュー新橋ビルから
こちらの写真は新橋駅前のニュー新橋ビルです。
特徴的な外観なので、山の手線や京浜東北線を利用されたことがある方は、
「あー、あのビルね！」とイメージがつくのではないでしょうか。
年末になると、年末ジャンボ宝くじ購入のために長蛇の列ができるあのビルです。
最初から余談で恐縮ですが、このビルの１階には数多くの金券ショップが入居しており、
私も昔はよく利用していました。
同じ金券でもビル内の各店舗で値段が異るため、お目当ての金券を安価に
購入するためにビル内の金券ショップをうろうろするのが楽しみでした。
別の投稿でも書きましたが、スマホアプリの台頭、ネット予約による割引などに
販促ツールがシフトし、魅力的な金券がどんどん減ってきています。
無駄な会員登録しなくてよい分、便利なんですけどね。残念。
新橋駅前のSL広場
よくテレビで見る撮影スポットですね。新橋駅前のSL広場前です。
今は金曜日の19:30。
緊急事態宣言中でなければ、多くの人がこの広場で待ち合わせをして
ここから連なる歓楽街に繰り出すはずですが、今日は人影もまばらです。
東京都の街頭パトロールの方を発見
黄緑色の上着を着ている人が写真に写っています。
上着の文字が正確に見えなかったのですが、
「東京都生活～安全～パトロール～」のような
文字が印字されており、路上飲みをしないように？パトロールをしていました。
一人ではなく新橋駅周辺にかなりの人数が投入されているようで、
30分程度の散歩中に20人ぐらいの方とすれ違いました。
雨の中、本当にご苦労様です...。
歓楽街に進んでみます
SL広場を抜けて歓楽街に進んでいきます。
人通りはそれなりにあります。人がいなくてガラガラというわけではありません。
客引きのお兄さん、お姉さんの姿も目につきます。
ただ、東京都から休業要請が出ている事もあり、営業していない居酒屋さんは多いです。
閉店した店もちらほら見かけます。
しかし、どの居酒屋も営業していないかと言われれば、決してそんなことはありません。
ぼかしを入れていますが、営業をしている居酒屋もあります。
私がこの界隈を歩いた感覚では３割程度の居酒屋は営業をしていました。
そして、営業中の居酒屋はこのお店のようにどこも満席、店の外まで伸びる大行列です。
お店の中をちらっと見る限り、マスクを外した状態で
楽しそうにお酒を飲んでいるお客さんがそれなりにいるようでした。
ちなみに私は、休業要請を無視して居酒屋さんが営業している事自体の
良い・悪いを論じるつもりはないです。
ウィルス対策も大事ですが、働く人の雇用も重要な問題で、
どちらが100%正しいなんてことはあり得ないと思っています。
ただ、呑む場所はお店・路上・家など色々ありますが、
お酒を呑んでリフレッシュしたいという利用者の気持ちは共感できます。
早くコロナウィルス対策ワクチンが国民の隅々まで行きわたり、
大手を振って夜の街で楽しくお酒が飲めるようになってほしいですね。
新型コロナPCR検査センターを発見
歓楽街を一周してニュー新橋ビルに戻ってきました。
写真が見にくいのですが、このビルの前で傘を持った人が数名行列を作っています。
なんでしょうか？
看板には新型コロナPCRセンターと書いてあります。
インターネットで検索すると、2,900円でPCR検査をしてくれるそうです。
発熱などの症状があっても、なかなかPCR検査を受けさせてもらえないといった話も
聞きますので、こういう商売が繁盛するんですね。
ついに路上飲みの定番スポットに
少し歩いて港区立生涯学習センターの前にきました。
でもこの看板だけではなんのことかわかりませんね。
港区立生涯学習センターの横には公園が併設されており、
この公園こそが、テレビなどで盛んに取り上げられる路上飲みの定番スポット（？）です。
さぞかし皆さん楽しく騒いでいるんだろうなと思いながら行ってみました。
で、実際のところどんな感じかというのが次の写真です。
通路以外の部分に立ち入らせないように、周囲を鎖で囲っています。
さらに最初の方で紹介した路上パトロールの方が何人もうろうろしており、
鎖の中に入ることができません。
このような状態なので、テレビでよく見るような路上飲みをしている人は
この公園には一切いませんでした。
路上飲みはさせないぞ！という東京都の強い意志を感じました...。
新橋駅前に戻る途中で営業中の居酒屋発見
路上飲みをしている人は見つけられませんでしたが、
テレビでよく見るスポットが確認できたので駅に戻る事にします。
駅に戻る途中です。
高架下で営業している居酒屋さんには、店の外まで続く大行列。
この２店だけでなく近くで営業していたほかのお店もやはり大繁盛でした。
休業しているお店からみれば、やりきれない思いだろうなぁと思ってしまいました...。
経済的な困窮よりも、自分は休業要請に従っているのに、抜け駆けしてずるい！という
恨めしい気持ちがコロナ禍が終わったとしても尾を引きそうな気がします。
少し時間が余ったので隣の有楽町まで散歩する事に
まだ少し時間があったので、隣の有楽町駅まで歩くことにしました。
有楽町駅までは1km程度、15分もあれば行ける距離です。
外堀通りを渡ると一気に空気が変わり、静かな街並みになりました。
新橋駅から有楽町駅へ行く途中に線路の高架下に何店か居酒屋がありました。
でも、こちらは新橋駅付近の歓楽街と違い、開いているお店は見当たりません。
お店が全く営業してない事、道路照明が暗い事、さらに雨も強くなってきた事の
トリプル効果で、私の気分も暗くなってきました。
うーん。新橋駅付近の散歩でやめておけばよかったかも...。
東京電力本店です。
東日本大震災の頃は、たくさんのマスコミや警備員が張り付いていましたが、
いまやそんなこともなく街の中にひっそりと溶け込んでいます。
原発事故で多くの人に迷惑をかけているとはいえ、
私達の暮らしは東京電力さんから提供される電気が無くては成り立ちません。
そういった意味で東京電力に感謝の気持ちを胸に先に進みます。
少し歩くと、まぶしい灯りのビックカメラが見えました。
ビックカメラの目の前は、ゴールの有楽町駅です。
という事で今回は、緊急事態宣言中の東京新橋駅付近を散歩しました。
次に新橋に来るときは、緊急事態宣言が解除され、
楽しく居酒屋で一杯やりながら散歩をするレポートをお届けしたいです！